大四喜が大好ーきー!

宮村優子のアルバム「大四喜」を極めて、極めて評価してます。

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(その他、ニューウェーヴ系宮村作品はこちらのリンクから)⇒平沢×宮村作品を改めて評価する

その理由として、豪華作家陣によるそれぞれの楽曲の良さ
そして宮村優子のボーカルの良さもあるが
それに加えて、アルバム一枚で一つのストーリーを紡いでる
(と、個人的に解釈してます)アルバム構成に強く惹かれる。
アルバムのコンセプトには前作ミニアルバム「鶯嬢」と同じく
宮村優子自身も関わってると思われるが・・・(詳細が知りたい!)
もちろん、そんなこと考えなくても1曲1曲が傑作揃いなんですが。
あ、宮村作品は平沢、ヤプーズが絡んでない作品は知らないのでw

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そういえば宮村優子は、同時期に平沢参加のグローバル・トロッターズの「ドライブ」の帯に寄稿してますね。

※最初に一応断っておきますが、人それぞれ、このアルバムに対する解釈は違うと思うので
ここに書くのは、あくまでボクの解釈だということです。

・ノストラちゃんまつり 作詞 みやむらゆうこ 作曲編曲 長谷川智樹
このアルバムの本編の主題歌的な曲。
このアルバムのテーマである世紀末の雰囲気を見事に表現してる。
踊らにゃソンソン!

・名探偵は人生を答えず 作詞 大槻ケンヂ 作詞 関口和之 編曲 長谷部徹
主人公の「わたし」と「あいつ」が登場。
「わたし」は子供なりにいろいろ考えてる様子。
「あいつ」によせる恋心も。探偵とは「わたし」自身か。
歌詞において、すでに後半の曲への複線が張られているのが凄い。
※この曲はシングルカットされてます、がシングルの別verは・・・

・福の神 作詞作曲編曲 破矢ジンタ
「わたし」(そして、その他大勢の人々)は神にお願いをする
とりあえず、「神様、「わたし」の元に現れて!」
輪になって「踊って」

・Ruktun or Die 作詞作曲編曲 平沢進
そんな「わたし」を含む、大勢の人の願いが通じたのか、仏陀が現世に出現
しかし、人類は堕落しきっていた。ハルマゲドンでも起こそうか?
それとも「わたし」と「踊りましょうか?」
このアルバム中、実際の神の出現を描いたのはこの曲だけ、かも。
ちなみに、平沢ファンとして言うと、今や、セルフカバーが平沢ライブのド定番になってるが
このアルバムの中の1曲としての宮村verはまた格別、というか、曲として役割を果たしている。

・12才の旗 作詞 戸川純 作曲編曲 中原信雄
ヤプーズ黄金コンビによる楽曲。
そんな折、「わたし」は初潮を迎える。「わたし」は女になった。
ショーツについた血を日の丸に例えてるところがいかにも。
最後は「万歳」の連呼。凄い。

・大四喜 作詞作曲編曲 破矢ジンタ
アルバム表題曲
「わたし」と「あいつ」は付き合い始めたようだ。ノホホンとしたラブソングなテクノポップ。
「それでもあなたが大四喜」

・けっせらせら 作詞 弥勒 作曲 ΦKI 編曲 三柴理 塩野啓一
「わたし」はふと思う。前はいろいろ考えてたけど
結局なるようになるんだなぁ、とちょっと悟った「わたし」であった。
ケセラセラなるようになるさ。マイペンライ

・秘密結社~金曜日の黒ミサ 作詞 戸川純 作曲 戸田誠司
これもヤプーズコンビによる楽曲。
アルバム「鶯嬢」からの正当進化曲って感じ。
この曲では「わたし」と「あいつ」の関係がより深くなったようだ?
結婚のイメージでもある?

・途中でねるな 作詞作曲 大木トモユキ 長谷川ヒロシ 編曲 三柴理 塩野啓一
カヴァー曲。これは「あいつ」視点の曲。
仕事で疲れて帰ってきた「あいつ」が寝てる「わたし」と性行為。
どうやら「わたし」は妊娠したようだ。「あいつ」は「月を見上げる」
「おめでたパンタ」に直結する曲。

・褌ファイター 作詞 横山武 作曲編曲 野村義男
この曲だけはこのアルバムで異質。無理やり解釈すれば
声優になった「わたし」が歌う褌ファイターの主題歌・・・?
うーむ。ちょっと無理があるかな。まぁとりあえず、世紀末な香り。

・おめでたパンタ 作詞 みやむらゆうこ 作曲 長谷部徹 編曲 長谷部徹 straight2heaven
このアルバムの核となる曲。ついに「わたし」は母となる。
「ああ、わたしはこのために生まれてきたんだ、と」
「わたし」、産まれてくる「ぼうや」そして「あいつ」視点から妊娠、出産をストレートに
歌い上げてる。ぼうやと一緒に「月を見上げよう」
と、その曲をロッテルダムテクノに乗せてるのが凄いんだなぁ。

・山道と観世音 作詞作曲編曲 三柴理
カヴァー曲。ついに「わたし」は気がつく。母性と言うものは神的なのだと。
実は自分の中に神があったのだ、と。

ここで本編終わり。

・僕の体温は37.5℃ 作詞 みやむらゆうこ 作曲 みやむらゆうこ 破矢ジンタ 編曲 破矢ジンタ
アルバム最後を飾る、炸裂という表現がピッタリの超傑作。
宮村優子作詞作曲。
ライブ調(一発録音?)でノリノリ。
ジッタリンジンの演奏も素晴らしい。
最高ですね。

と、いうわけで、ボクなりの解釈でした。
このアルバム、1人が全曲を書いてるのなら、まだ話は分かるんですが
いろんな作家陣が曲を書いてて、ここまで強固にコンセプトを保ってるのが本当に凄い。
多分、宮村優子(もしかしたら他の人かもですが)
から、作家陣に「こういう曲を書いてくれ」みたいなリクエストがあったの・・・かな?
一応ジッタリンジンがプロデュースという話ですが(謎)
(本当にその辺が知りたい、当時のインタビュー記事が読みたい)

惜しむべくは、この路線でもう少し音楽活動を続けて欲しかった。
もしくは、このアルバムの楽曲を中心にライブをやって欲しかった。
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